概要
サンディエゴは、ロサンゼルスより南へ約195km、アメリカ合衆国最南西端に位置し、メキシコに面する都市。
カリフォルニア州に属し、州内ではロサンゼルスに次ぐ第2位のアメリカ西海岸有数の世界都市。
『America’s Finest City(アメリカで最も素晴らしい街)』と愛称されるほど、アメリカ国内でも多くの人気を集める観光客を魅了してやまない街。
海岸部は地中海性気候で年間を通じて厳寒酷暑がなく、雨が降るのは冬期がほとんどで、比較的温暖で湿度も低く快適に過ごせることも魅力の一つ。但し日中は暖かいが、夏場でも朝と夜は冷えるため少し厚めの上着があると便利。
各観光名所はメキシコに近いことやスペイン統治時代の歴史的背景など、ほかの街とはまたひと味違ったエキゾティックな雰囲気が溢れている。また、空母ミッドウェイやミラマー海軍基地をはじめ、米軍基地の街として有名。他にも全米有数のテーマパークや、美しい自然に囲まれた公園の数々、海岸線には魅力的なビーチシティが点在しているなど一つに観光と言っても見所が多くどの季節に訪れても多様な楽しみ方で満喫できる。
サンディエゴの歴史
現在のサンディエゴがある地域には、長い間、クミアイ人が住んでいました。
サンディエゴにヨーロッパ人として最初に到着したのは、J・カブリヨという名前のポルトガル人探検家でした。
カブリヨはこの地をサン・ミゲルと名づけました。1602年11月に、セバスチャン・ビスカイノが植民地開拓者と共にサンディエゴへ到着し、スペインのカトリック聖者サンディエゴに敬意を評し、サンディエゴと改名しました。
1769年にサンディエゴのフランシスコ会修道士は、ミッション サンディエゴ デ アルカラを創設しました。
1797年、ミッションはカリフォルニア州の中で最大の原住民人口を持つと主張しましたが、1830年代に発表された世俗化の法律後、彼らの価値が下落しました。
米墨戦争終結後、サンディエゴはサンディエゴ郡の中心と位置づけられ、1850年にアメリカ合衆国となりました。
それは1848年の金発掘から間もない出来事でした。1907年にアメリカ海軍がこの地域に海軍基地を設置しました。
都市開発を目的とし地元の人々に職を与えるきっかけともなりました。サンディエゴで1915年と1935年の2回ワールドフェアが開催されました。都市のバルボア公園ではバロック様式の建物を多くみかけますが、特にこれらを解説するため建設されたものです。サンディエゴ中心部は、1980年代から都市再生計画が始まりました。ホートンプラザのオープンから始まり、ウォーターフロント摩天楼、五つ星のホテルの開発、多数のトレンディーカフェやレストラン、ブティックも立ち並びました。
今日、サンディエゴは旅行者に人気の観光地です。優れたビジネス施設と同様、ファミリーで楽しめる無数のアトラクションが魅力です。商業地におけるアメリカ国内のハブでもあります。
サンディエゴの気候
サンディエゴは、地中海地域のようなすばらしい気候に恵まれています。
冬は温暖、夏は暑く一年中太陽が照り続けます。湿度が低いことがサンディエゴが観光地として人気である理由でもあります。サンディエゴの夏は、日向ぼっこが好きな人には理想的な都市です。
6月は早朝に霧が出る日がありますがお昼までには晴れてなくなります。7,8,9月は通常大気が大変乾燥し、平均気温25度前後と1年では一番暑い時期となります。12,1,2月の冬の時期は湿気があり平均気温15度まで下がります。
観光シーズンは春と秋です。雲が少ない澄んだ空、観光や日光浴をするのに最適な時期です。雨が降ることもありますがスコール程度ですぐに太陽が現われます。
治安と安全対策
サンディエゴは2012年の統計結果から、全米主要都市の内で7番目に治安が良い街として発表されるほど、市街地は大都市の中でも比較的夜遅くまで地元の人や観光客で賑わっていて、心配されるほど観光客の方が自由に散策されてもトラブルに巻き込まれることも少なく、快適かつ楽める街です。ただし、アメリカは危険という概念がある通り、確かに日本に比べると犯罪率も高く、巻き込まれる可能性も少なからずあります。